【川崎・報知オールスターC】三度目の挑戦でVのタービランス、笹川翼騎手「中央のもっと強い相手でも」

2021年01月04日 12:01

2年連続で2着だったタービランスが悲願の優勝(撮影:高橋正和)

 3日、川崎競馬場で行われた第57回報知オールスターC(4歳上・重賞・ダ2100m・1着賞金2000万円)は、中団前目でレースを進めた笹川翼騎手騎乗の1番人気タービランス(牡8、浦和・水野貴史厩舎)が最後の直線で抜け出し、外から追いこむ3番人気マンガン(牡4、川崎・田島寿一厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分16秒6(良)。

【笹川翼騎手】
「馬の状態は陣営の皆さんが良く仕上げて下さって申し分なかったですし、レースについてもほぼプランどおり上手くいきました。抜け出してフワッとするところも今日は見せなかったので、去年の悔しさを晴らすことができて嬉しく思っています。

 中団前くらいの位置にはつけたいと考えていたので、ほぼ思った通りにレースを進めることができました。力があることはわかっていて、いかに馬の力を出し切ることができるかが僕の仕事だと思っていたので、それができた結果だと思います。

 中央のもっと強い相手でも、必ずいいところまで勝負できると思っているので楽しみです。数を使っていないので、8歳とは思えません。年齢を感じさせないところがすごいです。

 お陰様でいいスタートが切れました。怪我なく、人の邪魔をしない様な騎乗を心がけて、今年も一生懸命頑張りたいと思います。

 (再び無観客競馬になって)今日は皆さまの前で強いタービランスをお見せすることができなくて残念です。僕たちジョッキー一同、一生懸命騎乗しますので、また競馬場に来られたときには応援よろしくお願いします」

【水野貴史師】
「いつもはハラハラドキドキして見てるんですが、今日は安心して見ていられました。

 今日は申し分ない状態で送り出せたので、あとはしっかり走ってくれることを願っていました。自分が思っていたよりも前で競馬できていましたが、4コーナーでの手応えが良すぎたので、抜け出して遊ばないようにしてくれればなと思って見ていました。

 昨年の秋に戻ってきてから安定した走りができていて、前回(昨年の浦和記念)も中央馬相手にいい競馬をしてくれたので、ここは2年連続ハナ負けの雪辱と思って送り出しました。8歳馬でも全然若いので、まだまだ活躍できると思います。

 (次走は)川崎記念で中央馬相手に頑張りたいと思います。

 こういう情勢の中でもこうして競馬をやれていることに感謝して、また皆さまに競馬場で応援して頂けることを願っています」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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