24日、大井競馬場で行われたTCK女王盃(4歳上牝、交流GIII・ダート1800m、1着賞金3000万円)は、勝浦正樹騎手騎乗の2番人気{horse=2001104254:サウンドザビーチ}(牝6、美浦・藤原辰雄厩舎)が、後方待機から直線外から鋭く脚を伸ばすと、馬場の真ん中を伸びた1番人気トーセンジョウオーをクビ差差し切った。勝ちタイムは1分52秒7(良)。さらにアタマ差の3着に7番人気クリムゾンルージュが入った。
勝ったサウンドザビーチは父アフリート、母は99年京都牝馬特別(GIII)2着のナギサ(その父マークオブディスティンクション)という血統。
3歳時の04年4月にデビューし、2戦目の未勝利(中山・ダート1800m)で2着に9馬身差をつける圧勝で初勝利。その後順調に勝ち星を重ね、昨年4月の薫風S(東京、1600万下・ダート1600m)に勝ってオープン入り。今回は同レースから7か月の休み明け3戦目で、前走は師走S(中山、OP・ダート1800m)でアンドゥオールの5着だった。昨年のこのレースは出走を取り消しており、重賞初挑戦初勝利となった。通算成績15戦7勝(地方1戦1勝、重賞1勝)。
鞍上の勝浦正樹騎手は01年エンプレス杯(交流GII、オンワードセイント)、03年マーキュリーC(交流GIII、ディーエスサンダー)に続き、約3年半ぶり3勝目の交流重賞制覇。管理する藤原辰雄調教師は、同じく03年マーキュリーC以来の交流重賞2勝目となった。