現地時間29日、昨年のケンタッキーダービー(米G1)を無敗で制し、次のプリークネスS(米G1)の発走直後に右後脚骨折したバーバロ Barbaro(牡4)が、蹄の病気を併発し、療養先のペンシルベニア大学で安楽死処分されたことが分かった。
バーバロは、父Dynaformer、母La Ville Rouge(その父Carson City)という血統の米国産馬。05年10月のデビューから芝で3連勝を飾り、その後ダートに転向。ホーリーブルS(米G3)、フロリダダービー(米G1)を連勝し、ケンタッキーダービーでも6.1/2馬身差という大差で圧勝する。しかし、続くプリークネスSの発走後まもなく右後脚に故障を発症し競走を中止、右後脚粉砕骨折と診断される。レース翌日に骨折箇所の手術が行われ、その後も合併症手術や、蹄葉炎のための蹄壁切除手術など、懸命の治療が施されていた。通算成績7戦6勝(重賞4勝)。