20日に中京競馬場で行われるファルコンS(3歳・GIII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去9年で最多となる2回の馬券絡みがフジキセキ、キングカメハメハ、スタチューオブリバティ、ダイワメジャー、ノヴェリスト。いずれも異なる種牡馬の産駒が勝利しているが、ネオユニヴァース系やStorm Cat系は好相性を示している。
断然の人気が予想されるグレナディアガーズは初出走となるFrankel産駒。なお、Sadler's Wells系と大まかな種牡馬系統で見ても、出走例はテイエムオペラオー産駒の14年テイエムキュウコー(18人気18着)に限られる。まだFrankel産駒は中京芝1400mで「0-0-0-5」と好走例自体がなく、改めて種牡馬としての真価を問われそうだ。
ダイワメジャー産駒は「0-1-1-4」。17年2着コウソクストレートがクビ差、18年3着フロンティアは勝ち馬から0秒2差と健闘する一方で、昨年は3人気の支持を集めたアブソルティスモが11着と大敗を喫していた。今年はサルビア、モントライゼの2頭が出走予定。
ディープインパクト産駒は「0-1-0-3」。馬券圏内への好走例は14年サトノルパン(3人気2着)に限られるが、19年ショウナンタイガは11番人気ながら4着と善戦している。なお、出走した4頭のうち3頭が二桁人気馬だった。今年はロードマックスが出走予定。
新種牡馬ドゥラメンテの産駒としてアスコルターレ、トーセンウォーリア、ファルヴォーレ、フォティノースの4頭が特別登録。19年にはドゥラメンテの近親にあたるグルーヴィットが2着に好走しているだけに、種牡馬としての適性に期待したいところだろう(同産駒のコース成績は「1-0-1-2」)。