6日午後、昨年のドバイデューティーフリー(首G1・芝1777m)を制し、今春から日本で種牡馬入りするデビッドジュニア(牡5)が繋養先となる日本軽種馬協会静内種馬場に到着した。
研修生ら約30人が出迎える中、馬運車から降りた同馬は、体調の良さをアピールするかのように筋肉たくましい栗毛の馬体を披露。さっそくメディカルチェックを受けると、用意された青草を口にするなど来るべき種付シーズンに向けて体調は良さそうだ。
デビッドジュニアは、父Pleasant Tap、母Paradise River(その父Irish River)という血統の米国産馬。伯父に日本で活躍中の種牡馬パラダイスクリーク(アーリントンミリオン-米G1、父Irish River)がいる。現役時代はドバイデューティフリーのほか、06年英チャンピオンS(英G1・芝10f)、06年エクリプスS(英G1・芝10f)、05年セレクトS(英G3・芝10f)に勝っている。通算成績13戦7勝(G1・3勝)。
父Pleasant Tapは貴重なRibot系で、タップダンスシチー(ジャパンC-GI、宝塚記念-GI)を出し日本でも実績のある父系。伯父のパラダイスクリークや近親のTheatricalらも日本で種牡馬実績があり、本馬にも大きな期待が寄せられる。