小林師にとっても重賞初制覇となった(写真は2017年のコラム『with佑』登場時)
現地時間23日、イタリアのカパンネッレ競馬場でG2・伊ダービー(デルビーイタリアーノ、3歳牡牝・芝2200m・14頭立て)は道中、後方を進んだ1番人気トウキョウゴールド(Tokyo Gold、牡3、C.デムーロ騎手)が、直線で他馬と次元の違う脚で先行各馬を差し切り、2番人気タイのファンデモンタルバン(牡3、A.サンナ騎手)に4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分14秒9(良)。
【小林智調教師】
「とてもうれしいです。伝統のイタリアダービーで、このようなチャンスを与えてくださったオーナーに、心より感謝したいと思います。
フランスのダービートライアルでの走りを見て、仏ボルドーのリステッドかイタリアダービーが狙いどころと思い、オーナーサイドと協議して後者に決めました。
クリスチャン(デムーロ騎手)も、これで5回目のダービー勝利なんですが、泣いていました。今年お父様を亡くされていますから、特別だったようです。
馬は息が戻るのも早かったですし、まだ余裕がありそうでした。次走についてオーナーサイドと相談しまして、候補のひとつとして、米ベルモント・ダービー(G1、米ベルモントパーク競馬場、芝10ハロン)があがっており、前向きに考えています。そこに向けて、仕上げていけたらと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)