【ユニコーンS】ヴィゴーレ初砂で変身なるか 血統後押し、松永幹師「かみ合えば」

2021年06月16日 06:30

 手入れを受けるヴィゴーレ(撮影・石湯恒介)

 「ユニコーンS・G3」(20日、東京)

 ヴィゴーレが華麗なる転身を図る。調教では抜群のアクションを見せながら、重賞などで能力を発揮できずにここまで9戦2勝。陣営は今回初めてダートへと矛先を向けてきた。隠し持つ能力が爆発するか。

 ヴィゴーレはスプリングS15着、プリンシパルS10着と、ここ2走で2桁着順が続き。初の砂の舞台できっかけをつかみたい。松永幹師は「ケイコの動きを実戦につなげることができていないんです。負けるにしても、もう少し動けるはずの馬ですから」と、能力を高く評価しているだけにもどかしい様子だった。

 調整は順調だ。9日の栗東CWでの1週前追い切りでは、グランメテオール(3歳1勝クラス)を7馬身追走から、直線で内に潜り込むと力強い脚さばきで2馬身半先着を果たした。「状態は変わりなくいいです」と仕上がりに不安はない。

 過去10年、初ダートで制したのは19年ワイドファラオのみだが、指揮官は前向きだ。「前走のような芝の高速馬場は合わない馬なのかもしれないですが、あれだけケイコで動く馬ですからね。ダートは合うと思うし、調教と実戦がかみ合えば。それにマイルの方が脚がたまると思うので悪くないと思うんです」。母ヴァイセフラウはダート1200メートルで3勝をマークと血統も後押しをする。新たな道を切り開き、砂路線のニューヒーローを目指す。

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