現地時間19日、98年のケンタッキーダービー(米G1)など米2冠を制し、米・ペンシルヴェニアのピンオークレーンファームで種牡馬生活を送っていたリアルクワイエット Real Quiet(牡12)が、種付け後に痛がる素振りを見せたため、ペンシルヴァニア大学のニューボルトンセンターに搬送された。検査の結果、両後脚に熱を持っていることがわかっている。
Real Quietは父Quiet American、母Really Blue(その父Believe It)という血統の米国産馬。現役時代は98年ケンタッキーダービー、プリークネスS、99年ハリウッドゴールドCなど米G1・5勝を含む20戦6勝。種牡馬としてはWonder Lady Anne L(CCAオークス-米G1)、Pussycat Doll(ラブレアS-米G1)のほか、日本ではサンワードラン(牡5、栗東・白井寿昭厩舎)がJRA4勝を挙げている。今年は5000ドル(約60万円)の種付け料で、80頭の牝馬と交配が予定されていた。