【海外競馬】2歳未勝利戦に3歳馬が取り違えで出走→1位入線も失格に

2021年07月28日 18:20

 現地時間27日、アイルランドのゴールウェイ競馬場で行われた2歳未勝利戦(芝1400m・牝馬限定)で1位入線した馬が、その後のレースに出走予定だった3歳馬と入れ替わっていたことがレース後に判明。失格となる事件が起きた。

 取り違えられたのはアイルランドのジェシカ・ハリントン厩舎の2頭。本来、2歳未勝利戦に出走予定だったアリザリン(牝2)は父Sea The Moon、母Alea Iacta、母の父Invincible Spiritという血統。このレースがデビュー戦の予定だった。

 アリザリンは失格扱いとなり、2位入線のトゥインクル(牝2)が1着に繰り上がった。複数のブックメーカーは、アリザリンとトゥインクルの両馬を1着扱いとして、払い戻しを行うことを発表している。

 取り違えで出走したオーロラプリンセス(牝3)は父The Gurkha、母ラブアダブダブ、母の父ファルブラヴという血統。窪田康志氏の所有馬で、通算成績は9戦2勝。同日同場のハンデ戦に出走予定だったが、出走取消の扱いとなった。

 ハリントン調教師はこの取り違えについて謝罪するとともに、両馬は非常に良く似ていたとコメントした。

 欧州では、昨年10月9日のフィリーズマイル(英G1)でも、出走馬のスノーフォールとマザーアースが取り違えられ、騎手とゼッケンが入れ替わって出走する事件が発生。この際は、両馬はともにそのレースの出走馬であり、斤量も同じであることから、失格とはならなかった。

 その後、マザーアースは今年の1000ギニー(英G1)、スノーフォールはオークス(英G1)と愛オークス(愛G1)を制している。

(英競馬メディア『Racing Post』より)

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