【エルムS】アメリカンシード 陰も踏ませぬ逃走劇で重賞初制覇へ

2021年08月05日 21:04

アメリカンシードは重賞初制覇なるか(撮影:下野雄規)

 8月8日に函館競馬場で行われるエルムS(3歳上・GIII・ダ1700m)。5日時点では14頭が出走を予定している。

 今回のメンバーの中で1番人気となりそうなのは、やはりアメリカンシード(牡4、栗東・藤岡健一厩舎)だろう。

 同馬は父Tapit、母Sweet Talker、母の父Stormin Feverという血統の米国産馬。通算成績は11戦4勝。

 2019年12月に芝の新馬戦でデビューし、初勝利。翌年に1勝クラスで2度の2着の後、若葉S(リステッド)で3着。春にはクラシック第1戦の皐月賞にも出走した。

 新馬戦以降なかなか勝ち星をあげられずにいたが、転機となったのは昨年10月の1勝クラス。ここで初めてダートのレースに出走し、2着に7馬身差をつける圧勝劇。約10か月ぶりの勝利を手にした。

 続く自己条件のレース2戦をともに5馬身差で勝利し、3連勝を果たすと勢いのままにマーチS(GIII)に挑戦。1.4倍の圧倒的1番人気に推されたが、スタートで後手を踏んだこともあり、ここでまさかの14着。悔しい結果となった。

 立て直しの1戦となった平安S(GIII)ではスタート直後から積極策を取り、馬群の先頭へ。最後の直線で勝ち馬には交わされたものの、2着は死守した。

 逃げれば圧巻のパフォーマンスを見せているだけに、ここでアメリカンシードの逃げ切り勝ち、そして重賞初制覇を期待したい。

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