8月8日に函館競馬場で行われるエルムS(3歳上・GIII・ダ1700m)。5日時点では14頭が出走を予定している。
昨年、札幌競馬場で開催された本レースを優勝した
タイムフライヤー(牡6、栗東・橋口慎介厩舎)は連覇がかかる。
同馬は父ハーツクライ、母タイムトラベリング、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道白老町社台コーポレーション白老
ファームの生産馬。通算成績は25戦5勝。
2017年8月の2歳新馬戦でデビュー。2歳時から能力は非凡で、萩S(OP)1着、京都2歳S(GIII)2着に続いて迎えたホープフルS(GI)で優勝。ホープフルSはこの年がGI初年度だったため、同レースの初代GIウィナーとなった。
しかし、その後はなかなか勝ち星をあげることができず、芝のレースで7戦して最高着順は5着どまり。心機一転、2019年8月のエルムSでデビュー以来初となるダート戦に挑戦することとなる。
以降はダートを主戦場にしていき、同年11月の武蔵野S(GIII)で2着。翌年7月のマリーンS(OP)で実に2年半以上ぶりの勝利をあげ、復活を遂げた。勢いのままに続くエルムSでダート重賞を勝利。芝・ダートのダブル重賞制覇を果たした。
その後数戦は勝ち星をあげられていないが、3年連続参戦かつ連覇を狙う本レースは
タイムフライヤーにとって縁のあるレース。初コンビとなる武豊騎手を背に、再び北の大地で輝くか。