2004年の愛ダービー、2005年のタタソールズGC(ともに愛G1)を制したグレイスワロー(Grey Swallow)が死亡したことがわかった。20歳だった。英競馬メディア『Racing Post』などが現地時間25日に報じた。
グレイスワローは、父が同馬と同じ芦毛のDaylami、母Style of Life、母の父The Minstrel。1歳下の半妹に日本で繁殖入りしているムーンライトダンスがいる血統。
デビュー時はアイルランドのD.ウェルド厩舎に所属。P.スマレン騎手の手綱で2004年の愛ダービーや、2005年のタタソールズGCを制覇。タタソールズGCは前年の凱旋門賞馬バゴを2着に抑えての勝利だった。
その後は北米遠征や、豪州のD.サットン厩舎への転厩も経験したが、2006年のジムマレーメモリアルH(米G2)が最後の勝利となった。通算成績は15戦6勝。
現役引退後は種牡馬となったが活躍馬は送り出せず。晩年はアメリカのウィローヒル・エクエストリアンで余生を過ごしていた。