11日、阪神競馬場で行われたフィリーズレビュー(3歳牝、GII・芝1400m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.1倍){horse=2004103323:アストンマーチャン}(牝3、栗東・石坂正厩舎)が、好スタートから3、4番手に控え、残り200mあたりで抜け出し、10番人気アマノチェリーランに2.1/2馬身差をつけ完勝した。勝ちタイムは1分21秒8(良)。さらに1.1/4馬身差の3着に5番人気ハギノルチェーレが入った。
勝ったアストンマーチャンは、父アドマイヤコジーン、母はJRA3勝のラスリングカプス(その父Woodman)という血統。叔父に昨年のユニコーンS(GIII)3着のフィールドオアシス(牡4、美浦・池上昌弘厩舎)がいる。
昨年7月のデビュー戦は2着に惜敗し、2戦目(小倉・芝1200m)で初勝利。続く小倉2歳S(GIII)で重賞初制覇し、ファンタジーS(GIII)では2着に5馬身差をつける圧勝で重賞連勝を果たす。単勝1.6倍の1番人気に推された前走の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)はウオッカのクビ差2着に惜敗し、今回はそれ以来約3か月ぶりのレースだった。通算成績6戦4勝(重賞3勝)。
鞍上の武豊騎手は、4日の弥生賞(GII、アドマイヤオーラ)に続く2週連続今年4勝目のJRA重賞勝ちで、通算240勝目。管理する石坂正調教師は、昨年のジャパンCダート(GI、アロンダイト)以来のJRA重賞13勝目となった。