現地時間11日、オーストラリアのフレミントン競馬場でG1・マカイビーディーヴァステークス(3歳上・芝1600m・12頭立て)が行われた。
ハナを切った2番人気インセンティバイズ(Incentivise、セ5、B.プレブル騎手)のスピードが最後まで衰えず、5番手から前を追った3番人気モウンガ(牡4、J.マクニール騎手)の追撃も退け、0.3馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分36秒63(稍重)。
日本から移籍した5番人気ケイアイノーテック(牡7、C.ニューイット騎手)は道中最後方。直線では馬群を縫うように追い込んだが上位馬を脅かすには至らず、勝ち馬から4.1馬身差の7着に敗れた。
インセンティバイズは父Shamus Award(その父スニッツェル)、母Miss Argyle、母の父Iglesiaという血統。豪州のP.ムーディー厩舎の管理馬。
デビュー3戦は9着・6着・8着という成績だったが4戦目で初勝利をあげると、そこから怒涛の快進撃。前走2400mのタタソールズC(豪G3)で重賞初制覇。800mの距離短縮、転厩初戦、G1初出走の今回も突破し、7連勝でビッグタイトルを制した。通算成績は10戦7勝。
ケイアイノーテックは父ディープインパクト、母ケイアイガーベラ、母の父Smarty Jones。全兄に豪G1・3勝馬フィアースインパクトがいる血統。同国のM.スミス厩舎の管理馬。
2018年のNHKマイルC(GI)覇者。豪移籍初戦の前走ウィンクスS(豪G1)は4着。今回が移籍2戦目だった。通算成績は26戦3勝。
※馬齢は現地表記に基づく。