【神戸新聞杯】キングストンボーイ超進化!無理なく夏を越して驚きの成長

2021年09月24日 13:00

 進化の跡を見せつけたキングストンボーイ(左)=撮影・三好信也

 「神戸新聞杯・G2」(26日、中京)

 青葉賞2着からダービーを自重。じっくりと成長を促したキングストンボーイが23日、美浦Wの併せ馬で軽快な動きを披露し、進化ぶりを猛アピールした。ダービー馬を筆頭とした春のクラシック上位馬を相手に、どんな走りを見せるか注目だ。

 パワーアップした姿を見せつけた。青葉賞2着以来の実戦となるキングストンボーイは、美浦Wでシハーブ(5歳3勝クラス)と併せ馬。5Fから2馬身追走する形でスタートすると、馬なりのまま5F68秒2-37秒7-11秒6を刻み、最後は鋭い末脚で併入に持ち込んだ。藤沢和師は「しっかりと併せ馬ができたし、頼もしいね」と表情を緩めた。

 22年2月に定年を迎える師にとって、最後となるダービーの優先出走権を獲得しながらも、無理をさせずに自重。じっくりと秋へ備えたその英断が、見事に功を奏した。充電を終えて8月26日に美浦へ帰厩。その進化した姿に、トレーナーは「帰ってきてビックリしたよ。トモがしっかりして、いい格好になった。たくましくなったよ」と目を丸くした。

 今回は共同通信杯で先着を許したシャフリヤールとの再戦の場。「ダービー馬を相手にどれくらいやれるか楽しみだよ。向こうも成長していると思うけど、こっちも成長しているからね」と臆するところはない。

 指揮官は02年シンボリクリスエス、03年ゼンノロブロイ、17年レイデオロで当レース歴代最多タイとなる3勝をマーク。加えて、鞍上のルメールは15年リアファル、16年サトノダイヤモンド、17年レイデオロ、19年サートゥルナーリアで4戦負けなしと力強い。最強のコンビで狙うは打倒ダービー馬-。ジャイアントキリングを果たし、未来を切り開く。

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