21日、高知競馬場で行われた黒船賞(4歳上、交流GIII・ダート1400m、1着賞金3000万円)は、岩田康誠騎手騎乗の2番人気
リミットレスビッド(牡8、栗東・加用正厩舎)が好位追走から3角で徐々に進出して直線で抜け出すと、3番人気
ニホンピロサートに3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分28秒9(良)。さらに3/4馬身差の3着には6番人気
キングスゾーンが入り、1番人気の
メイショウバトラーは5着に敗れた。
勝った
リミットレスビッドは、父サンデーサイレンス、母は93年
セントウルS(GIII)を制した
エリザベスローズ(その父ノーザンテースト)という血統。全兄に
フサイチゼノン(00年弥生賞-GII)、アグネスゴールド(01年ス
プリングS-GIIなど重賞2勝)がいる。
デビュー当初は芝の短距離戦で着実に成績を挙げ、初の重賞挑戦となった04年CBC賞(GII)でも3着に好走。05年は骨折休養などがあり3戦して結果を残せなかったが、06年
ガーネットS(GIII)で重賞初制覇を果たす。その後は、根岸S(GIII)、東京盃(交流GII)、兵庫ゴールドT(交流GIII)を制して昨年1年間で重賞4勝を挙げ、今年の
ガーネットSでもトップハンデの59kgながら2着に好走している。通算成績36戦11勝(うち重賞5勝、地方4戦3勝)。