25日、中京競馬場で行われた高松宮記念(4歳上、GI・芝1200m)は、武豊騎手騎乗の1番人気{horse=2002107011:スズカフェニックス}(牡5、栗東・橋田満厩舎)が中団追走から直線では馬場の中央を豪快に伸び、13番人気ペールギュントに2.1/2馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分08秒9(重)。さらにクビ差の3着に2番人気プリサイスマシーンが入り、3連単は546,450円の波乱となった。
勝ったスズカフェニックスは父サンデーサイレンス、母ローズオブスズカ(その父Fairy King)という血統。伯父に97年高松宮杯(GI)勝ち馬シンコウキング(父Fairy King)、92年英ダービー8英G1)を勝ったドクターデヴィアス(父Ahonoora)がいる。
2歳時の04年10月にデビューも、2度の長期休養を挟んだため、頭角を現してきたのは昨秋。準オープンの身で挑戦した朝日チャレンジC(GIII)でトリリオンカットから0.2秒差の4着に入ると、続く大原S(1600万下、京都・芝1800m)に勝ちオープン入り。その後も富士S(GIII)3着、京都金杯(GIII)5着と、重賞でも安定した走りを続け、1月27日の東京新聞杯(GIII)で重賞初勝利を挙げていた。通算成績17戦7勝(重賞2勝)。