今週末はGI開催が一休み…。かわりに重賞レースが土日で4本用意されています。ガチガチの天皇賞秋から一転、今週は荒れる重賞もありそうですね。
まず土曜日には、阪神で2歳牝馬によるGIII・ファンタジーS(芝1400m)と、東京で2歳戦のGII・京王杯2歳S(芝1400m)。そして日曜日には、阪神でGIII・みやこS(ダート1800m)、東京でGII・アルゼンチン共和国杯(芝2500m)が行われます。
毎週、ネットケイバのオリジナルAIを使って激走馬を予想する当コーナー。今週はこのなかから混戦が予想されるアルゼンチン共和国杯で、絶好となる狙い馬をAI予想で弾き出してもらいます。
まずは出走予定メンバーをチェックしておきましょう。
月曜日現在での登録数は16頭。なかでも1番人気が予想されるのはオーソリティ(牡4・美浦・岩戸厩舎)。この馬は、昨年のアルゼンチン共和国杯勝ち馬です。今年も手綱を執るのは、昨年と同じくC.ルメール騎手ということで人気必至でしょう。
ここからの人気順想定は難しいところですが、上位としては前走丹頂S(OP・札幌芝2600m)2着など長距離戦得意のボスジラ(牡5・美浦・国枝厩舎)、前走で3勝クラスを勝ち上がったアンティシペイト(牡4・美浦・国枝厩舎)とフライライクバード(牡4・栗東・友道厩舎)などになりそう。
さらに中距離の重賞常連サトノソルタス(牡6・美浦・堀厩舎)、ディアマンミノル(牡4・栗東・本田厩舎)、マイネルウィルトス(牡5・栗東・宮厩舎)などが重賞のタイトルを狙って参戦してきました。
【AI予想は中位人気となりそうなマイネルウィルトスを指名!】
コンピュータ予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない月曜日時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬を選出することもあります。
そして今回、月曜日時点(鞍上・ハンデ未確定)で、コンピ筆頭馬になったのはマイネルウィルトス(牡5・栗東・宮厩舎)でした。
同馬は父スクリーンヒーロー、母マイネボヌール(母父ロージズインメイ)という血統。ここまで29戦5勝[5-7-6-11]と、馬券圏内キープ率は6割を超えている堅実タイプです。
オープンでの勝ち鞍は、3走前の不良馬場で行われた福島民報杯(L・新潟芝2000m)があります。その後は、函館記念8着・札幌記念4着でしたが、重賞で上位を狙える能力はついてきたといっていいでしょう。
なんといってもここまで長い休養をとらず、コンスタントに使えているのがこの馬の強み。使っている距離は芝の1600〜2000m戦と限定的で、今回の芝2500mというのは初の経験となります。
ただ、良馬場から不良馬場まで勝ち鞍があるというのもプラス材料。先行ができて、上がりの脚も使えるというのもこの馬の武器といえるでしょう。
一方、東京コースというのはこの馬にとって初の経験になります。
とはいえ、福島民報杯も左回りで直線の長い新潟コースだったので、東京コースが向いていないということはないはず。今回、鞍上はM.デムーロ騎手が予定されているので、一発を狙うにはかなり面白い存在になったといえるでしょう。
あとは斤量がどのくらいになるのか…。ちょっと楽しみになってきました。
AI予想はここからさらに、出走メンバー&鞍上、ハンデの確定、馬場状態、枠順、調教などの追加材料確定後の最終決定となります。それはまた週末に…。秋重賞の馬券検討材料にAIジャッジを加えてみるのはいかがでしょうか。
(netkeiba編集部)