12日に中山競馬場で行われるカペラS(3歳上・GIII・ダート1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みがゴールドアリュールとキングカメハメハ。2回でSpring At Last、アドマイヤコジーンが続く。
ロードカナロア産駒は[0-1-0-2]。産駒初出走となった昨年は1人気レッドルゼルが2着。人気を下回る着順だったとはいえ、勝ち馬とはタイム差のないクビ差で入線していた。なお、今年出走するメンバーのなかでは唯一連対例のある種牡馬でもある(同産駒のコース成績は[14-8-11-97]複勝率25.4%)。同産駒からはミッキーワイルドが出走予定。
パドトロワ産駒は[0-0-1-0]。昨年は真打登場と目されたダンシングプリンスが3着と好走(同産駒のコース成績は[3-0-4-29]複勝率19.4%)。父系をエンドスウィープ系として捉えれば[0-1-2-14]という成績を残しており、12年2着エーシンウェズン(父Trippi)や16年3着コーリンベリー(父サウスヴィグラス)が該当する。今年はダンシングプリンスが2年連続での好走を目論む。
初出走となるStreet Cry産駒からはディサーニングが出走予定。同種牡馬は中山ダート1200mで[5-3-3-10]複勝率52.4%と目を見張る成績を残しており、ディサーニング自身も[2-1-0-0]と底を見せていない実績は評価に値するものだろう。
Speightstown産駒は[0-0-0-1]。出走例は11年ドスライス(9人気13着)に限られる。一方、下級条件を含めたコース成績自体は[6-8-4-21]複勝率46.2%と申し分のない数値を記録しているだけに、実績のある有力馬が出走した際には気を配る必要がありそうだ。今年はモズスーパーフレアが該当する。