【勝島王冠】コズミックフォースが重賞初制覇 御神本訓「底力を見せることができた」

2021年12月08日 21:06

 ゴール前の激戦を制したコズミックフォース(左から3頭目)=撮影・持木克友

 「勝島王冠・S2」(8日、大井)

 2018年の日本ダービー3着馬が重賞初制覇-。開催3日目の11Rで行われ、2番人気のコズミックフォースが中団から徐々に押し上げ、先に抜け出した9番人気のリコーワルサーを差し切った。12番人気のアングライフェンが追い込んで3着に入った。なお、1着馬は「第67回東京大賞典・G1」(12月29日、大井)の優先出走権を獲得した。

 念願のタイトルを手にした。素質豊かなコズミックフォースが重賞初制覇を果たした。藤田輝師は「御神本ジョッキーが最高の乗り方で勝たせてくれた。道中はすごくいい感じ。きっちりと差し切ってくれました」とうれしそうに振り返った。

 スタートを決めて中団を追走。道中はじっくりと脚をためる。3コーナーから徐々にポジションを上げて4コーナーでは前団へ。直線では鞍上のアクションに応えて、力強い末脚を繰り出し、混戦から抜け出した。

 JRA在籍時の2018年にはプリンシパルS優勝、ダービー3着の成績を残している。「“早く一つタイトルを”と思っていた。コズミックフォースの底力を見せることができた」と御神本。この勝利を足掛かりに、さらなる飛躍を目指す。

 リコーワルサー(2着)「道営でもよく走っていたし、頑張った。脚元に弱いところがあるけど、丈夫ならこの先も楽しみ」(真島大)

 アングライフェン(3着)「追い切りも良かったし、よく追い込んだけど、3着は悔しい」(松崎正)

 セイカメテオポリス(4着)「馬の雰囲気は今までで一番で、状態も良かった。精神的にも安定している」(矢野貴)

 トランセンデンス(5着)「馬の状態は疲れも取れていて本来の姿。今日は1番枠がアダになった」(森泰斗)

 フィアットルクス(6着)「3コーナーからペースが上がった展開で置かれた。力負けじゃないと思う」(本橋孝)

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