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【朝日杯FS】ジオグリフ 新種牡馬・ドレフォンでかなえる一族の悲願

2021年12月14日 06:00

 ジオグリフの血統

 「朝日杯FS・G1」(19日、阪神)

 輸入牝馬の直仔が大舞台で続々と活躍する中で、レイパパレのような日本競馬の礎を築いてきた牝系の子孫が、突如として現れるのが血統の面白いところだ。その意味で、朝日杯FSのメンバーで最も興味をそそられるのは、無傷の2連勝で札幌2歳Sを制したジオグリフ

 同馬の母系は、まさに社台ファームの歴史そのもの。注目すべきは3代母に当たるアンデスレディーだろう。この馬自身は通算8戦1勝と目立った活躍ではないが、大種牡馬の父ノーザンテーストの血が、子孫へ大きなパワーを与えた。

 一番の恩恵を受けたという佐々木師の話が面白い。「何せアンデスレディーの子はウチの厩舎だけで30勝近く挙げたし、重賞も6つ獲らせてもらったからね。ナスカなんかはサンデーによく似たいい馬だったけど、調教中に腸骨を骨折してしまってね…。でもその子どものアロマティコもよく走ったし、この系統から走る馬が出たのは喜ばしいよ。スピードと根性がよく伝わっている」と教えてもらった。

 ノーザンテースト〜サンデーサイレンス〜キングカメハメハとつないできたバトンは、新種牡馬ドレフォンでさらなる進化を示した。一族悲願のG1制覇も夢ではないだろう。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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