スパーキングオールスターチャレンジでの勝利を収めたノーヴァレンダ(撮影:高橋正和)
14日、川崎競馬場で行われたスパーキングオールスターチャレンジ(報知オールスターカップ・トライアル)(3歳上・準重賞・ダ2100m・1着賞金600万円)は、好スタートから先手を取ってレースを進めた森泰斗騎手騎乗の1番人気ノーヴァレンダ(牡5、川崎・内田勝義厩舎)が終始楽な手応えで後続を寄せ付けず、道中3番手を追走して4コーナーで2番手に押し上げた4番人気シャイニングアカリ(牝5、川崎・佐々木仁厩舎)に7馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分13秒8(重)。
さらに1.1/2馬身差の3着には5番人気マコトガラハッド(セ8、船橋・川島正一厩舎)が入った。2番人気に推されていたバスカヴィル(牡7、川崎・高月賢一厩舎)は8着、3番人気に推されていたマイネルナイペス(牡5、川崎・河津裕昭厩舎)は4着。
なお、バスカヴィルに騎乗予定だった本田正重騎手は、ひとつ前の第10Rディセンバースター賞でブライドグルームに騎乗し、直線入り口で同馬がつまずいた際バランスを崩し、落馬して負傷したため、和田譲治騎手に乗り替わりとなった。
ノーヴァレンダは父ダイワメジャー、母モンプティクール、その父クロフネという血統で、18年の全日本2歳優駿(JpnI)の勝ち馬。JRAからの転入初戦で3か月ぶりの実戦となった前走では、軽快に逃げたもののゴール前でわずかに交わされて2着となっていた。通算成績はこれで15戦4勝。
なお、1着馬には、22年1月3日川崎競馬場にて行われる第58回報知オールスターカップ(SIII)の優先出走権が付与された。
【森泰斗騎手】
「強かったです。さすがという感じです。
(前回からは)力強さがアップして、上積みを感じました。今日はメンコをしてまして、それが正解だったかなというくらいの行きっぷりの良さでした。グン、と行った時の推進力がすごいです。今日も逃げるつもりはありませんでしたが、スピードが違いました。
課題は、現状ではないと思います。いい馬です。この先が楽しみです。(大きなところを)取りたいですね」
(取材、撮影:高橋正和、編集:netkeiba.com)