【有馬記念 注目馬(1)】鞍上はデビュー28年目でグランプリ初騎乗 再び金星を狙う今年の秋女王

2021年12月19日 17:17

有馬記念に出走予定のアカイイト(ユーザー提供:ホルスさん)

 12月26日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。エリザベス女王杯覇者のアカイイト(牝4、栗東・中竹和也厩舎)が再び金星を狙う。

 同馬は父キズナ、母ウアジェト、その父シンボリクリスエスという血統。通算成績は20戦5勝。

 2019年9月に阪神芝1400mでデビュー。2戦目では、同レースに出走を予定しているパンサラッサを、差し切り初勝利。そのほか2歳時は、百日草特別で2着に好走した。

 3歳時は、3戦連続4着、矢車賞2着を経て、条件戦で約10ヶ月ぶりに2勝目を挙げる。秋は重賞初挑戦となったローズSを7着、条件戦は5着2回と勝ち星から遠ざかっていた。

 4歳になると本格化。条件戦を順調に勝ち上がり、府中牝馬S7着を経て、エリザベス女王杯でGI初挑戦。

 10番人気で挑んだレースは、3〜4コーナーで外を回って追い上げるとその勢いのまま直線で先頭に立ち、2馬身差をつけ優勝。父キズナにとっても産駒のJRA・GI初勝利となる大金星を挙げた。

 今年の女王決定戦を制した同馬は、更なる称号を求め、暮れの大舞台に挑む。鞍上は引き続き幸英明騎手。デビュー28年目で有馬記念初騎乗となる。

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