記念すべき厩舎開業日は43歳の
バースデー翌日となった。村田一誠調教師=美浦=が、21日から始動。ジョッキーから調教師に転身したばかりだが、「(引き継いだ)藤原辰雄先生の最後の方は任せてもらっていたので、調教は問題なくやっていけました。ただ、馬具とかは一新しないといけないので、週の頭からその準備が忙しくて」と師走の朝に柔和な笑みを浮かべた。
ブルーと白の厩舎ジャンパーには、騎手時代に使用していた“ムラ”マーク。「厩舎のやり方は、スタッフと何回も話し合っているけど、これからも話し合いながらもっと働きやすいようにしたいですね」と指揮官は前を向く。厩舎のモットーは『競馬を楽しもう』。「オーナーに楽しんでもらうためには、自分たちも楽しくやらないと。そういう気持ちでやらないと馬も良くならない」と抱負を語った。
初出走は日曜中山4Rの
セイウンパキラになる見込み。年越し前に、新たな一歩を踏み出す。(デイリースポーツ・刀根善郎)