【有馬記念 注目馬(16)】ラストランを飾れるか 最強のグランプリホースが魅せる最後の勇姿

2021年12月24日 11:43

クロノジェネシス(写真は2021年宝塚記念出走時、(c)netkeiba.com)

 12月26日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。出走予定のクロノジェネシス(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)は連覇、さらにはグランプリ4連勝がかかる1戦となる。

 クロノジェネシスは父バゴ、母クロノロジスト、母の父クロフネ。半姉に昨年の香港カップを制したノームコアがいる血統。通算成績は16戦8勝(うち海外2戦0勝)。

 2018年9月に小倉競馬場の2歳新馬戦でデビュー。2歳時は新馬戦・アイビーSを連勝し、阪神JFでも2着に好走した。

 3歳になって迎えた年明け初戦のクイーンSで重賞初制覇。牝馬クラシックの中心的存在となったが、春は桜花賞・オークスともに3着と涙を飲んだ。勝ちきれない競馬が続いていたが、秋初戦の秋華賞を4番人気で勝利。4回目の挑戦でGI初制覇を果たした。

 4歳時はさらなる飛躍の年となった。初戦の京都記念を勝利。大阪杯は2着だったが、稍重馬場の宝塚記念を6馬身差で圧勝。秋シーズンも天皇賞秋3着の後に有馬記念に出走し、1番人気に応えて優勝。春秋グランプリ制覇を達成した。

 現役ラストイヤーとなる今年はドバイシーマクラシックから始動。惜しくもクビ差の2着に敗れたが、続く宝塚記念で連覇を達成。GI・4勝目を飾った。

 長きにわたり第一線で戦い続けたクロノジェネシスもついに今年の有馬記念で引退。レース後には中山競馬場で引退式も予定されている。ラストランを勝利で飾った同期の桜花賞馬グランアレグリア、オークス馬ラヴズオンリーユーに続けるか、注目したい。

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