28日に中山競馬場で行われるホープフルS(2歳・牡牝・GI・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、GIIとして施行された2014〜2016年もデータの集計対象とした。
過去7年で最多となる4回の馬券絡みがディープインパクト。3回でキングカメハメハが続き、2回がジャスタウェイ、ハーツクライ、ステイゴールドとなっている。
ディープインパクト産駒は[3-0-1-10]。14年シャイニングレイ、15年ハートレー、19年コントレイルと3頭の勝ち馬を出しており、昨年は4人気ヨーホーレイクが3着と好走。人気の内訳を見ると、1〜4人気[3-0-1-3]、5人気以下[0-0-0-7]となっており、前評判の高い素質馬には気を配るべきだろう。今年はキラーアビリティ、コマンドライン、ジャスティンパレスの3頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は[1-0-1-5]。馬券圏内への好走例は17年1着タイムフライヤー、19年3着ワーケアの2頭となるが、14年5着エニグマバリエート(11人気)、17年5着ナスノシンフォニー(10人気)と2ケタ人気馬も2度の入着例がある。なお、後継種牡馬ジャスタウェイも好相性を示しているため、ハーツクライ系としても異彩を放つ。今年はフィデル、ボーンディスウェイ、マテンロウレオの3頭が該当する。
エイシンフラッシュ産駒は[0-0-0-1]。出走例は19年10着ラグビーボーイ(10人気)に限られる。なお、エイシンフラッシュ自身は10年京成杯1着、10年皐月賞3着と中山芝2000mを得意としていた。今年は上位人気と目されるオニャンコポンが出走を予定しているため、改めて種牡馬としての真価を問われるだろう。
エピファネイア産駒は[0-1-0-0]。産駒初出走となった昨年はオーソクレースが2着と好走。なお、当該コースの重賞成績は[1-2-1-6]となり、21年皐月賞をエフフォーリアが制してみせた。また、エピファネイア自身はホープフルSの前身にあたる12年ラジオNIKKEI杯2歳S(阪神芝2000m)の勝ち馬でもある。同産駒からはクラウンドマジック、サトノヘリオスの2頭が出走予定。