キャッスルトップはノーマークの逃走劇で再び波乱の主役となれるか(撮影:高橋正和)
本日、大井競馬場で行われる東京大賞典(3歳上・GI・ダ2000m)。本レース4連覇の偉業がかかるオメガパフューム、交流重賞含め、ダート重賞3勝のクリンチャー、みやこS、チャンピオンズCと連続3着のアナザートゥルース、前走で地方馬初のJBCクラシック制覇を成し遂げたミューチャリーなど15頭がエントリー。
そんななか、レースのカギを握ると見られているのがキャッスルトップ (牡3、船橋・渋谷信博厩舎)だ。父バンブーエール、母ジーガートップラン、その父マヤノトップガンという血統。
2020年10月にデビューも初戦は1秒3差の2着、2戦目は2秒7差の10着と、なかなか芽が出なかった。しかし、ベテラン内田利雄騎手が手綱を執ったデビュー9戦目、逃げに活路を見出すと、初勝利を挙げたのを皮切りに破竹の4連勝で、南関クラシックの最終戦JDDを制覇。一気に3歳ダート路線の頂点にのぼり詰めた。
戸塚記念、ダービーグランプリとここ2戦は結果を残せていないが、アッサリ逃がすとしぶとい二の脚を使うのはJDDの舞台で証明済み。逃げてレースを作ることが濃厚な今回、再びアッと言わせる逃走劇を披露したいところだ。