現地時間20日、香港のシャティン競馬場でG1・香港ゴールドカップ(3歳上・芝2000m・10頭立て)が行われた。
道中は1番人気ゴールデンシックスティ(Golden Sixty、セ6、C.ホー騎手)と2番人気ロシアンエンペラー(Russian Emperor、セ5、B.シン騎手)が、最後方を進む展開。
3コーナー過ぎから内を突いてロスなく進出したロシアンエンペラーが、直線に向くところで前を射程圏にとらえると、あとは後続を突き放す一方。最後は僚馬の10番人気サヴィナイン(セ6、M.チャドウィック騎手)に4.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分04秒11(稍重)。
ゴールデンシックスティは後方大外から追い込んだものの、内から抜け出した2頭をとらえるには至らず、勝ち馬から5.1/2馬身差の3着。前走スチュワーズC(香G1)で連勝が16で止まったのに続き、今回連続連対も17でストップする結果となった。
ロシアンエンペラーは父Galileo、母Atlantic Jewel、母の父Fastnet Rockという血統。香港のD.ホワイト厩舎の管理馬。
愛・A.オブライエン厩舎時代の2020年ハンプトンコートS(英G3)以来、今回が13戦ぶりの勝ち鞍で、G1は初制覇。2走前は香港C(香G1)でラヴズオンリーユーの3着、前走はスチュワーズCでワイクク、ゴールデンシックスティに次ぐ3着だった。通算成績は17戦3勝。
※馬齢は現地表記に準ずる。