22日、東京競馬場で行われたフローラS(3歳牝、GII・芝2000m)は、秋山真一郎騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.8倍){horse=2004103040:ベッラレイア}(牝3、栗東・平田修厩舎)が後方追走から直線で大外に持ち出すと、先に抜け出した4番人気ミンティエアーをクビ差交わし優勝した。勝ちタイムは2分00秒8(良)。さらに1/2馬身差の3着に逃げ粘った3番人気イクスキューズが入った。なお、上位3頭にはオークス(GI)の優先出走権が与えられる。
勝ったベッラレイアは、父ナリタトップロード、母マリスターII(その父Baldski)という血統。半兄に02年新潟2歳S(GIII)3着のマルロス(父サンデーサイレンス)がいる。04年セレクトセール当歳にて2000万円で落札されていた。
1月21日の新馬戦(京都・芝1600m)でデビュー勝ちを収め、続くすみれS(OP)3着の後、前走のあざみ賞(500万下、中京・芝1800m)も後方一気で差し切り2勝目を挙げていた。通算成績4戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の秋山真一郎騎手は今年のダービー卿CT(GIII、ピカレスクコート)に続くJRA重賞制覇で、今年2勝目、通算14勝目。管理する平田修調教師は昨年3月5日の初出走以来、初のJRA重賞制覇(重賞出走は7回目)となった。
なお、勝ち馬の父ナリタトップロード(父サッカーボーイ)は現3歳が初年度の新種牡馬で、ベッラレイアがJRA・地方通じて初の重賞勝ち馬となった。