「弥生賞ディープ記念・G2」(6日、中山)
京成杯。5番人気にもうなずけるほど、私の周りも妙に
ロジハービンが沸いていた。映像を見直して納得。確かにこれは買える。早速、馬券を購入したのだが…。これまた軽視していた
オニャンコポン(6番人気)の強襲で馬連は見事に相手抜け。ただ、敗戦の中にも同馬の実力の高さはしっかりとインプットできた。
血統をひも解くと、父
ハービンジャー×母父ジャングルポケットというクラシック向きの配合で、母ファーストチェアは国内外でG1・3勝を挙げたアドマイヤムーンの半妹。ということは、母系をさかのぼると
マイケイティーズ〜
ケイティーズファースト〜ケイティーズにまで行き着く。
つまり、同馬は今をときめく
エフフォーリアと同じ一族であり、改めて“女傑”
ヒシアマゾンの母として知られる名牝ケイティーズの血の強さを再認識させられた次第。
全姉
ヴァフラームが芝の中距離で活躍した反面、ヘニーヒューズ産駒の半兄
フルデプスリーダーはダートの短中距離型。母ファーストチェアは父の特徴を引き出す傾向にあるようだ。比較的完成度が高そうな同馬は、父の悲願とも言えるクラシック制覇の夢をかなえられる下地は十分に備わっている。(デイリースポーツ・松浦孝司)