28日、東京競馬場で行われた青葉賞(3歳、GII・芝2400m)は、武幸四郎騎手騎乗の3番人気{horse=2004102108:ヒラボクロイヤル}(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)が、中団後方から直線で伸び、15番人気トーセンマーチに1馬身差をつけて差し切った。勝ちタイムは2分26秒3(良)。さらにクビ差の3着には6番人気フィニステールが入った。上位3頭には日本ダービー(GI)の優先出走権が与えられる。
また、1番人気のオーシャンエイプスは7着に敗れ、2番人気ナタラージャは馬体に故障を発症し、向正面で競走を中止している。
勝ったヒラボクロイヤルは、父タニノギムレット、母マーズヴァイオレット(その父Mr.Prospector)、祖母がアラバマS(米G1)勝ち馬のSpit Curlという血統。
昨年9月の札幌デビューから5戦して未勝利だったが、今年は2月の未勝利戦(小倉・芝2000m)で初勝利を挙げると、続くつばき賞(500万下)で2着、ゆきやなぎ賞(500万下、阪神・芝2200m)で2勝目を挙げるなど安定した走りを続けており、前走の毎日杯(GIII)でも6番人気ながら2着に好走していた。通算成績10戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の武幸四郎騎手は、アサクサキングスで制したきさらぎ賞(GIII)に続くJRA重賞制覇で今年2勝目(通算21勝目)。管理する大久保龍志調教師も、同レースに続く今年のJRA重賞2勝目で、通算3勝目となった。
またタニノギムレット産駒のJRA重賞勝ち馬は、ゴールドアグリ(新潟2歳S)、ウオッカ(阪神JF、チューリップ賞)に続く3頭目となった。