競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
いよいよ来週は桜花賞、そして再来週が皐月賞!20-21年度のPOGも残すところ、わずかとなってきました。個人的な指名馬としてはかなり厳しい状況になっておりますが、桜花賞には
ラズベリームース(牝、林)が出走予定。そしてダービーTR・青葉賞には
ダノンギャラクシー(牡、国枝)が予定しており、まだ首の皮一枚つながっている…でしょうか。なんとかオークス、ダービーにも出走馬を送り込んで、シーズン終了間際まで指名馬の応援をしたいものです。
さて美浦では2歳のゲート試験合格馬がまた増えてきました。先週から今週にかけては木村厩舎の所属馬が数多く合格。
コディーノの近親で牝系に活躍馬が多数いる
ノッキングポイント(牡、父
モーリス、母チェッキーノ)、
ステルヴィオの全妹
ウンブライル(牝、父
ロードカナロア、母ラルケット)、兄姉が堅実に走っている
マローディープ(牡、父スクリーンヒーロー、母モルジアナ)の3頭が先週から今週にかけて合格しました。
他厩舎では世界各国で活躍した父を持つ
トーセンアデル(牡、田村、父
ハイランドリール、母ヴーヴフルニ)、かわいらしいネーミングと大胆な脚質で人気があった
アンズチャンを母に持つ
ナゴミチャン(牝、大和田、父
ドゥラメンテ)、
ルクスグローリア(牡、宮田、父
サトノダイヤモンド、母ヒカルアモーレ)、
ブレイディヴェーグ(牝、宮田、父
ロードカナロア、母インナーアージ)、
コンエネルジア(牡、手塚、父
フランケル、母レディイヴァンカ)、
ジュジュドー(牡、手塚、父
モーリス、母パンデイア)、
ルージュアズライト(牝、鹿戸、父
リオンディーズ、母レッドセシリア)、
サトノヴィレ(牡、鹿戸、父デゥラレーションオブウォー、母ダイワジェラート)などの血統馬たちなどが合格。
もう2カ月後には新馬戦が始まりますが、これから情報収集が忙しくなりそうです。
先週のミモザ賞は
ラブパイロー(牝、大和田)が鮮やかな逃げ切り勝ち。「うまくいきましたね。賞金的に抽選になるかもしれませんが、オークス(5月22日・東京、芝2400m)に直行できればと思っています」と大和田師。大舞台でどんな走りを見せてくれますか。
中山芝1800mの1勝クラスを勝ったのは
ショウナンマグマ(牡、尾関)。以前は気性面の難しさを出していましたが、それを感じさせない圧勝でしたね。次走はプリンシパルS(5月7日・東京、芝2000m)を予定。ス
プリングS4着の
エンギダルマ(牡、手塚)は山藤賞(16日・中山、芝2000m)へ。ミモザ賞3着の
ルージュリナージュ(牝、宗像)は
カーネーションC(5月21日・東京、芝1800m)へ向かう。(馬三郎美浦支局・木村)