【佐賀・九州ダービー栄城賞】佐賀9戦9勝タケノサイコウの戴冠なるか/レースの見どころ

2022年05月28日 17:00

転入してから連戦連勝のタケノサイコウ(撮影:稲葉訓也)

 5/29(日)に佐賀競馬場で行われる九州ダービー栄城賞。佐賀3歳三冠の二冠目で、一冠目の佐賀皐月賞を制したザビッグレディー、同2着のシウラグランデ、そして当地で9戦9勝のタケノサイコウら12頭が“ダービー馬”の称号を懸けて争う。主な出走馬は以下の通り。

■5/29(日)九州ダービー栄城賞(3歳・定量・佐賀ダ2000m)

 タケノサイコウ(牡、古賀光範厩舎)はデビューしたJRAでは2戦ともに大敗だったが、昨夏に当地へ転入してからは連戦連勝で、11月のカペラ賞ではザビッグレディーらを下して重賞初制覇。そして今年2月の九州産馬限定重賞・たんぽぽ賞では、JRA勢を撃破し連勝を9まで伸ばしている。その後は剥離骨折によって戦線を離脱していたが、この中に入れば地力は断然。初コンビとなる山下裕貴騎手とっても“ダービー初制覇”が賭かるだけに人馬ともに注目だ。

 タケノサイコウが不在の一冠目・佐賀皐月賞を制したのが、ザビッグレディー(牝、三小田幸人厩舎)。タケノサイコウとは2歳時にカペラ賞(4着)を含め3度対戦していずれも先着を許しているが、両馬の主戦である飛田愛斗騎手はこちらを選んだ。順調に使えている点もプラスなことから二冠達成のシーンも十分といえる。

 シウラグランデ(牝、手島勝利厩舎)はデビューしたJRAでは5戦いずれも掲示板外だったが、今年3月の転入初戦から3連勝。転入後初の中距離戦となった2走前の虹ノ松原特別(1750m)をクビ差2着とすると、前走の佐賀皐月賞でも中団から追い上げてクビ差2着と接戦を演じている。持ち味の長く使える末脚は魅力で今回も好勝負が期待できる。

 オリベ(牡、手島勝利厩舎)はJRAで4戦未勝利、金沢で2戦1勝、2着1回の実績から転入。今年2月の初戦こそ12着と大敗だったが、3戦目の虹ノ松原特別では後方から追い上げてシウラグランデを差し切って勝利。続く佐賀皐月賞は5着だったが、勝ち馬ザビッグレディーとはコンマ3秒差。前走のトライアル・鯱の門特別も勝利していることから、決め手が生きる展開で出番は十分といえる。

 そのほか、佐賀皐月賞7着も中距離戦で2勝の実績があるイカニカン(牡、真島元徳厩舎)、キャリア3戦ながら前走トライアルを制したラスクミソ(牝、中野博厩舎)、転入初戦は8着大敗もJRA1勝の実績があるアンビション(牡、石川浩文厩舎)らも上位を狙う。

 発走は18時15分。

 次回は8/25のサマーチャンピオン

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