クラシック戦線で敗れた馬や間に合わなかった馬が、秋以降の飛躍を目指し集結するハンデ戦。13年から福島開幕週に行われており、それ以前と比べるとスピードやキレ味が要求されるようになっている。
1.先行馬優勢
昨年7番人気で3着のノースブリッジ、20年8番人気1着のバビット、7番人気2着のパンサラッサ、19年9番人気2着のマイネルサーパス、18年9番人気3着のキボウノダイチ、17年8番人気2着のウインガナドルなど、逃げ先行馬が毎年のように人気以上の活躍をしている。
2.距離延長は勝ち切れない
13年以降、今回距離延長となる馬は[0-2-4-32]と勝ち切れていない。3番人気以内6頭を含みながらこの成績であり、軸としては狙い辛い。
3.休養明けは苦戦傾向
過去9回で、前走から中9週以上間隔が空いていた馬は[0-2-1-27]で複勝率10.0%と苦戦気味。対して、前走4〜8週の馬は[8-6-5-57]で複勝率25.0%、3週以内は[1-1-3-22]で複勝率18.5%。
ボーンディスウェイは近3走の重賞をすべて4角3番手以内で回っている先行馬。中10週であり好走傾向に完全に合致するわけではないが、前走の皐月賞と比べて相手関係が一気に楽になる以上、前進は必至だろう。