ショウナンナデシコの重賞4連勝なるか(ユーザー提供:OGA46さん)
7月6日(水)に川崎競馬場で行われるスパーキングレディーカップ(3歳上・牝・JpnIII・ダ1600m)。このレースには1995年から1997年にかけてダート路線で大活躍し、川崎競馬では4戦4勝の成績を残したホクトベガを称えて『ホクトベガメモリアル』という副題が付けられている。
今年はショウナンナデシコに注目が集まるだろう。前走のかしわ記念では、前年の1、2着馬カジノフォンテン、ソリストサンダーをはじめテイエムサウスダン、インティ、エアスピネル、サンライズノヴァなどのトップホースを相手に逃げて完封。前々走のマリーンカップでは8馬身差の圧勝を飾っており、今回どのようなパフォーマンスを見せるのか楽しみだ。
主な出走馬は以下の通り。
■ショウナンナデシコ(牝5、栗東・須貝尚介厩舎)
今年初戦のTCK女王盃こそ2着に敗れたが、エンプレス杯で重賞初制覇を飾ると続くマリーンカップでは8馬身差で圧勝した。勢いそのまま挑んだかしわ記念では、逃げて上がり最速の脚を繰り出しJpnI初制覇。牝馬による同競走の勝利は1990年のフジノダンサー以来32年ぶり、牝馬による牡牝混合ダートGI級競走の制覇は史上10頭目(古馬戦に限定すると6頭目)という快挙だった。牝馬相手では一枚実力が抜けている印象で、どのようなパフォーマンスを見せるのか注目が集まる。
■サルサディオーネ(牝8、大井・堀千亜樹厩舎)
3着以内に好走した24回全てが左回りというサウスポー。JRA在籍時にもレパードS2着などの実績はあるが、大井競馬へ移籍すると本格化した。転入2戦目の報知グランプリカップで重賞初制覇を飾ると、同年のマリーンカップでダートグレード競走初制覇。牡馬相手に日本テレビ盃やさきたま杯を制するなど、地方競馬を代表する名牝へと成長した。年齢を重ねて衰えるどころか凄味を増している印象。マリーンカップではショウナンナデシコに8馬身差をつけられたが、今回リベンジに燃える。
■レーヌブランシュ(牝5、栗東・橋口慎介厩舎)
2020年の関東オークスを制して以降、牝馬ダート重賞路線には欠かせない存在に。古馬になってからも安定した成績を残し、昨秋のレディスプレリュードでは久々の重賞制覇を飾った。今年の始動戦となったTCK女王盃では4着。その後のエンプレス杯、マリーンカップでもショウナンナデシコ、サルサディオーネの3着と歯がゆい結果が続いているが、今回は巻き返しを狙う。
他にも栗東Sを制したレディバグ(牝4、栗東・北出成人厩舎)、東北Sで波乱の立役者になったキムケンドリーム(牝5、栗東・西村真幸厩舎)、南関東への転入初戦を迎えるグランパラディーゾ(牝4、大井・渡辺和雄厩舎)、しらさぎ賞を制したアールロッソ(牝6、船橋・山下貴之厩舎)などが出走する。
発走は6日(水)の20時10分。