今週の土曜日は、函館競馬場で函館2歳S(GIII・芝1200m)が行われます。

　近3年は2桁人気馬が馬券に絡んでおり、波乱傾向のある函館2歳S。昨年も3着には10番人気のグランデが入線し、人気どころのワンツー決着も三連単は「14万馬券」高額配当になりました。

　今年のメンバーを見ても、多くてキャリア2戦という経験の浅い2歳馬。能力比較も難しいレースだけに、やはり荒れる可能性は十分でしょう。

「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。

　先々週のラジオNIKKEI賞では、【注目の穴馬】として推奨したショウナンマグマが8番人気で2着と激走。先月も函館スプリントSで【残った馬】のナムラクレアとジュビリーヘッドがワンツーフィニッシュするなど、推奨馬が好走しています。

　今週もケシウマの【残った馬】、【注目の穴馬】にご期待ください！

　ここでは、今年の函館2歳S「消去条件」のうち1つを無料公開します。

【条件】
前走良馬場のダート戦出走
[0-0-0-22]複勝率0%
該当馬：オマツリオトコ
(過去の主な該当馬：18年ホールドユアハンド5人気14着)

　前走でダート戦出走馬は、地方からの臨戦馬も含め[0-1-0-35]と劣勢。そして唯一の好走馬である20年のルーチェドーロは、前走が不良馬場のダート1000m戦で「0:58.5」のレコード勝ちと、芝でも通用するスピードを垣間見せていました。

　一方、前走が良馬場のダート戦だった馬は[0-0-0-22]と苦戦必至。一般的にダート戦は水を含まない良馬場の方が時計がかかるため、それだけ芝への対応が難しいということでしょう。

　上位人気が予想される、オマツリオトコが消去データに該当しました。

　本馬はダート1000mの新馬戦を、2着リンデザに5馬身差をつけて圧勝。その前走はスタートが決まらず中団からの競馬となりましたが、大外を回して余裕たっぷりに抜け出すと、最後は後続を突き放して優勝しています。

　オマツリオトコは現在1戦1勝で今回が初の芝レースとなりますが、その勝ちっぷりから注目度の高い1頭。現在リーディング2位につける横山武史騎手が騎乗することも、ファンからすれば心強いことでしょう。

　ただ、オマツリオトコの前走タイムは「1:00.3」。19年には同じく函館ダート1000mで新馬勝ちをした2頭が出走しましたが、それぞれ「1:00.4」、「1:00.3」という勝ちタイムだった馬が8着、11着に惨敗しています。

　いくら時計のかかる洋芝とはいえ、芝は芝。やはりダートとは求められる能力も相反するため、好走のハードルは高いと言わざるを得ません。

　さらに、残りの消去条件は『パーフェクト消去法』にて公開中。重賞レースの参考に、ケシウマの予想バイブルを是非お役立てください。