【アイビスSD】オールアットワンス “母系の良さ出す”マクフィ産駒

2022年07月25日 06:00

 オールアットワンスの血統表

 「アイビスサマーダッシュ・G3」(31日、新潟)

 16日の函館1Rで、POG指名馬サンライズフォルスがV。人気の白毛馬アオラキ(3着)のファンの方々には申し訳ないが、実際に自分の目で見て選んだマクフィ産駒の勝利は格別だった。

 だが…好事魔多し。羽月師に今後の見通しをうかがうと「お休みすることになりました」とやや鈍い返答が。個人的には、札幌2歳Sが有力とみていたが、「僕もそう考えていましたが、右膝を骨折してしまいました」と非情宣告を受けた。

 もはや、驚異の回復力に期待するしかないが、このやり場のない思いはアイビスSDで連覇を目指す、マクフィ産駒のオールアットワンスに晴らしてもらおう。同じ父ながらも、栗毛でムチッとしたボディーのサンライズフォルスとは似ても似つかない見た目だが、天性のスピードは新潟の千直にマッチ。22年夏も快速ぶりを見せてくれるはずだ。

 ミスプロ系種牡馬の父マクフィは、仏G1のジャック・ル・マロワ賞で父ドバウィ、祖父ドバイミレニアムとの親子3代制覇を成し遂げたマイラー。日本での産駒は“母系の良さを引き出す”傾向があり、芝・ダート・距離を問わずオールマイティーな活躍を見せている(ちなみに、芝9Fを勝ったサンライズフォルスは母父がハーツクライでした)。

 母シュプリームギフトは芝6Fで4勝を挙げたスプリンターで、13年函館スプリントSではパドトロワの2着に好走。母の長所であるスピードマクフィがうまく引き出した。また、オールアットワンスの1つ下の半妹プレサージュリフト(父ハービンジャー)が22年のデイリー杯クイーンCを制したことで、牝系の評価はアップ。さらなる発展が見込める、活力ある一族と言えるでしょう。

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