7月27日にイギリスのグッドウッド競馬場で行われるサセックスS(英G1・3歳上・芝1600m)に参戦を予定していたコロエバス(Coroebus、牡3、英・C.アップルビー厩舎)は同レースを回避することとなった。
25日、朝の調教後に跛行の症状がみられ、左後肢に膿腫が見つかったとのこと。現地メディア『Racing Post』が報じた。
コロエバスは父Dubawi、母First Victory、母の父Teofilo。伯父に史上初のドバイワールドカップ(首G1)連覇などの実績を残し、現在は日本で種牡馬として供用されているサンダースノーがいる血統。
昨年8月のデビュー戦を快勝し、3戦目の英オータムS(G3)で重賞初制覇。今年4月の英2000ギニー(G1)では馬群の内側から力強く抜け出し、無傷5連勝中だった僚馬ネイティブトレイルを振り切ってG1初制覇を果たした。
続く6月のアスコット開催にて、セントジェームズパレスS (英G1)に出走。ゴール前で各馬が殺到する激戦のなか、インコースから力強く伸びてG1連勝を飾っている。今月7月発表のロンジンWBRRではレーティング121を獲得し、世界ランク15位タイとなった。
今後は8月14日にフランスのドーヴィル競馬場で行われるジャックルマロワ賞(仏G1・3歳上牡牝・芝1600m)に向かう予定。同レースには日本からバスラットレオン(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が参戦を表明している。