【マイルグランプリ】GI馬タイムフライヤーの復活なるか 南関東のマイル王者決定戦

2022年07月27日 13:03

タイムフライヤーなどが出走予定(c)netkeiba.com

 7月27日に大井競馬場で行われるマイルグランプリ(3歳上、SII、ダ1600m)。南関東のマイル最強馬決定戦として1995年に創設されたレースで、過去の勝ち馬にはダートGI級競走で4勝を挙げ、南関東で無類の強さを誇ったアブクマポーロや地方馬初のJBC覇者フジノウェーブ、東京大賞典を連覇しドバイWCにも出走したアジュディミツオーなど、ダート競馬の歴史に名を残す名馬の名前がズラッと並ぶ。

 近年の勝ち馬もその後の活躍が顕著。一昨年の勝ち馬ミューチャリーは地方所属馬として初めてJBCクラシックを制し、昨年の勝ち馬ティーズダンクはダートグレード競走で度々好走を見せている。このレースをステップに大舞台で活躍するのはどの馬か。

 主な出走馬は以下の通り。

タイムフライヤー(牡7、大井・村上頼章厩舎)

 デビューから暫くは芝路線を歩み2017年のホープフルSを制してGI馬となったが、以降は目立った実績を残せず4歳夏にダート路線へ転向。2020年のエルムSを制して芝ダート両重賞制覇を達成している。マイルの距離は今年のフェブラリーSでも5着に好走するなど得意の舞台で、この距離なら久々の重賞制覇に期待が膨らむ。

スマイルウィ(牡5、船橋・張田京厩舎)

 2歳〜3歳時には目立った実績を残せなかったが、古馬になり本格化の兆しを見せている。今年の京成盃グランドマイラーズで、かしわ記念の覇者カジノフォンテンやJBCスプリント4着馬モジアナフレイバーを相手に完勝。重賞初制覇を飾ると共に南関東No.1マイラーの座に躍り出た。初の右回りは鍵になるが、王者として負けられない。

グレンツェント(牡9、大井・藤田輝信厩舎)

 JRAで順調に実績を積み重ねていたが、4歳時にアンタレスSで突然崩れて以降は成績が低迷し、6歳秋に南関東へ移籍。2020年の川崎マイラーズで3年ぶりの勝利を飾ると完全復活し、以降はマイル路線の安定株として活躍している。9歳を迎え大ベテランの域に入ったが実力は健在で、前走のオープン特別を4馬身差で圧勝。久々のタイトル獲りへ勢い十分だ。

 他にも2018年の日本ダービー3着馬で、昨年の勝島王冠を制しているコズミックフォース(牡7、大井・藤田輝信厩舎)、史上5頭目のホッカイドウ三冠馬リンゾウチャネル(牡6、大井・荒山勝徳厩舎)、JRAのOPで活躍したアディラート(牡8、大井・森下淳平厩舎)などが出走する。

 発走は7月27日(水)の20時10分。

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