8月4日に佐賀競馬場で行われる霧島賞(3歳上・ダ1400m)。九州産馬限定のJRA交流重賞で、中央所属馬は3歳上2勝クラス、地方所属馬はオープンクラスに出走権が与えられる。
今年の出走馬12頭は以下のとおり。別定戦のため牡馬には一律で56kg、牝馬には54kgの斤量が課される。
■1枠1番
ルピナステソーロ(牝4、美浦・畠山吉宏厩舎)
熊本県産。父
ミッキーアイル、母の父チチカステナンゴという血統で、同牝系にナリタトップロード、マツリダゴッホなど。
■2枠2番
テイエムサツマオー(牡4、佐賀・平山宏秀厩舎)
鹿児島県産。父テイエムオペラオー、母の父サクラバクシンオーという血統で、全兄は2013年ひまわり賞(OP)覇者
テイエムキュウコー。
■3枠3番
ネイバーアイランド(牝4、金沢・鋤田誠二厩舎)
宮崎県産。父
ベルシャザール、母の父
ヴァーミリアンという血統で、三代母クロカミを起点に
ボレアス、
カミノタサハラなどと同牝系にあたる。
■4枠4番
テイエムサツマドン(牡4、佐賀・平山宏秀厩舎)
鹿児島県産。父テイエムオペラオー、母テイエムオペレッタ、母の父アドマイヤベガという血統。同牝系に1991年のスワンS(GII)覇者
ケイエスミラクルなど。
■5枠5番
カシノレオ(牡4、佐賀・山下定文厩舎)
鹿児島県産。父
エスケンデレヤ、母の父キングヘイローという血統。伯父
ラッシュストリートは2010年の佐賀記念(JpnIII)を逃げ切り重賞ウィナーとなった。
■5枠6番
カシノリバイアサン(牡3、美浦・蛯名利弘厩舎)
鹿児島県産。父ケイムホーム、母の父バゴという血統。父は2008年に種牡馬として日本に導入され、フェブラリーS(GI)覇者
インティなどを送り出した。
■6枠7番
アイアンムスメ(牝4、栗東・笹田和秀厩舎)
鹿児島県産。父
ヴァンセンヌ、母の父サクラバクシンオーという血統。二代母スイートスリリングの半兄は1999年NHKマイルC(GI)覇者
シンボリインディ。
■6枠8番
シーフードパイセン(牡4、兵庫・渡瀬寛彰厩舎)
熊本県産。父
ラブイズブーシェ、母の父Avenue of Flags。同牝系に
キャトルフィーユなどがいる。馬名の由来は「シーフード+先輩より。人名より連想」。
■7枠9番
カッコヨカ(牡3、栗東・笹田和秀厩舎)
鹿児島県産。父
パドトロワ、母の父Langfuhrという血統。1970年に英クラシック三冠を達成したNijinskyが出た一族の出身。
■7枠10番
テイエムラッシュ(牡5、栗東・五十嵐忠男厩舎)
鹿児島県産。父
トランセンド、母の父フレンチデピュティという血統。叔父
テイエムオオアラシは1997年福島記念(GIII)など重賞を3勝した。
■8枠11番
イチザウイナー(牡3、栗東・服部利之厩舎)
熊本県産。父
ヴァンセンヌ、母の父タイムパラドックス。父は骨折や屈腱炎による長期休養を乗り越えて2015年の東京新聞杯(GIII)を制し種牡馬入りを果たした。
■8枠12番
イロエンピツ(牝4、栗東・大根田裕之厩舎)
熊本県産。父
アーネストリー、母の父クロフネという血統。同牝系には米G1を制し繁殖牝馬として日本に導入された
デックドアウトがいる。
発走は8月4日の16時50分を予定している。