今年4月の桜花賞で2着となったウォーターナビレラ(C)netkeiba.com
前走のクイーンS(GIII)で10着だったウォーターナビレラ(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)は、北海道日高町の坂東牧場へ放牧へ出された。管理する武幸四郎調教師は「明確な敗因は分からないけど、少しおとなし過ぎた感じはする。涼しくなってから関西へ。もう一回リセットして巻き返したい」 とコメントした。
ウォーターナビレラは父シルバーステート、母シャイニングサヤカ、母の父キングヘイローという血統。
昨年8月に札幌競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。初陣を逃げ切り白星を上げると、続く10月のサフラン賞(1勝クラス)では2番手追走から後続に1.1/4馬身差をつける完勝。3戦目となったファンタジーS(GIII)からは鞍上に武豊騎手を迎え、ナムラクレアの追撃を振り切り無傷3連勝で重賞初制覇を果たした。
この勝利により、父シルバーステートに産駒初、所有する山岡正人オーナーに所有馬初の重賞タイトルをプレゼント。その後、昨年12月の阪神JF(GI)では3着に好走、今年4月の桜花賞(GI)では勝ち馬スターズオンアースからハナ差の2着となるなど活躍している。通算成績は8戦3勝。