今年1月にオープン入りを果たしたエイシンチラー(撮影:下野雄規)
前走の米子S(L)で10着だったエイシンチラー(牝4、美浦・田中剛厩舎)は、10月15日に東京競馬場で行われる府中牝馬S(3歳上牝・GII・芝1800m)へ。『エイシン』の冠名を持つ競走馬としては2016年のオーシャンS(GIII・勝ち馬エイシンブルズアイ)以来となる平地重賞制覇を狙う。
エイシンチラーは父リアルインパクト、母エーシンサーフィン、母の父フレンチデピュティ。叔父に障害重賞2勝のエーシンディーエスや、今年の阪神スプリングJ(JGII)覇者エイシンクリックなどがいる血統。
2020年12月に中山競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。昨年1月に迎えた2走目の未勝利戦を勝ち上がり、7月の織姫賞(1勝クラス)と三面川特別(2勝クラス)を連勝すると、秋華賞トライアル・紫苑S(GIII)にも挑戦した。今年1月の若潮S(3勝クラス)を快勝しオープンクラス入りを果たすと、2月の東京新聞杯(GIII)で混合重賞にも出走。5月のメイS(OP)でも2着に好走している。通算成績は11戦4勝。