タイトルホルダーが仏G1・凱旋門賞に向けて来週末帰厩 単勝1番人気の最有力候補がついに始動

2022年08月18日 12:25

コースレコードで宝塚記念を制したタイトルホルダー(c)netkeiba.com

 10月2日にパリのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1・芝2400m)に出走するタイトルホルダー(牡4、美浦・栗田徹厩舎)が、来週末に放牧先から帰厩することが決定した。また、出国日は9月18日から9月16日に変更。成田空港から直行便にて出国し、翌17日に現地に到着する予定である。

 タイトルホルダーは父ドゥラメンテ、母メーヴェ、母の父Motivatorという血統。母父父には1999年の凱旋門賞馬モンジューがいる。

 タイトルホルダーは一昨年10月の中山芝1800mでデビュー。2021年3月の弥生賞で重賞初制覇を果たす。クラシック初戦の皐月賞では2着に好走するも、日本ダービーでは持ち味を活かすことができず6着となった。しかし、最後の一冠の菊花賞では得意のハナに立つと、5馬身差で逃げ切る圧巻の走りで、父ドゥラメンテに捧げる勝利。今年は3月の日経賞(GII)から始動し白星を飾ると、天皇賞・春(GI)では7馬身差、ファン投票1位で出走した宝塚記念(GI)は2馬身差と力強い勝ちっぷりを見せつけ、現役最強格へと登りつめた。

 イギリスのブックメーカー『William Hill』が発表している凱旋門賞(仏G1)の現在のオッズは、タイトルホルダーが6.0倍で1番人気。8.0倍の2番人気には独・仏のG1を破竹の4連勝中で勢いにのる芦毛の5歳牝馬アルピニスタ(Alpinista)と、昨年の凱旋門賞覇者のドイツ馬トルカータータッソ(Torquator Tasso)がいる。続く4番人気は、今年の日本ダービー(GI)を制したドウデュースと、今年の仏ダービー(仏G1)を制しG1・2連勝中のヴァデニ(Vadeni)である。

この強豪たちを抑えての1番人気は、タイトルホルダーが海外でも大変高い評価を受けていることが窺える。国内では現役最強と名高いステイヤーが、日本競馬界悲願の大目標を背負い、凱旋門賞制覇のタイトルを目指していよいよ始動する。

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