青葉賞を制し日本ダービー5着の好走を見せたプラダリア(撮影:下野雄規)
今年の日本ダービー(GI)で5着だった
プラダリア(牡3、栗東・池添学厩舎)は、9月25日に中京競馬場で行われる神戸新聞杯(3歳・GII・芝2200m)で始動予定。秋の大目標を、10月23日に阪神競馬場で行われる菊花賞(3歳・GI・芝3000m)に定めた。
プラダリアは父ディープインパクト、母シャッセロール、母の父クロフネという血統。同馬の3代母である
リトルオードリーの牝系には、2015年のUAEダービーを8馬身差圧勝した
ムブタヒージや、2016年の青葉賞(GII)を制した
ヴァンキッシュラン等がいる。
今年1月に中京競馬場で行われた3歳新馬戦でデビュー。2着2回の後、3月の未勝利戦で初勝利をおさめた。続く青葉賞(GII)に出走すると、5番手を追走から4コーナーを回ると、鋭い末脚で
ロードレゼルに迫り、追い比べを制して重賞初制覇。管理する池添学調教師および鞍上の池添謙一騎手は、2度目となる兄弟コンビでの重賞タイトル獲得となった。
5月に迎えた大一番・日本ダービー(GI)では、青葉賞と同じく道中5番手を追走。緩みのないラップでレースが進むなか、直線ではしぶとく伸び続けて5着を確保。世代上位の実力を発揮した。通算成績は5戦2勝。