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出世レースの札幌2歳Sと小倉2歳S、夏競馬を締めくくる新潟記念/今週の競馬界の見どころ

2022年08月29日 17:32

七夕賞を完勝し新潟記念に出走予定のエヒト(撮影:下野雄規)

 夏競馬もいよいよ大詰めで、新潟・小倉・札幌の3場いずれもが最終週を迎える。重賞は札幌2歳S(2歳・GIII・札幌芝1800m)、小倉2歳S(2歳・GIII・小倉芝1200m)、新潟記念(3歳上・GIII・新潟芝2000m)がスタンバイしている。

 札幌2歳Sはここ2年でジオグリフ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)、ソダシ(牝4、栗東・須貝尚介厩舎)、ユーバーレーベン(牝4、美浦・手塚貴久厩舎)と3頭のクラシックホースが出ている出世レース。今年に関しても、サトノダイヤモンド産駒ダイヤモンドハンズ(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)、ブラストワンピースの全弟ブラストウェーブ(牡2、美浦・大竹正博厩舎)など将来が楽しみなメンバーが激突。

 小倉2歳Sも昨年の勝ち馬ナムラクレア(牝3、栗東・長谷川浩大厩舎)をはじめ活躍馬が多く輩出されているレースで、函館2歳Sの2着馬クリダーム(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)、フェニックス賞を制したミカッテヨンデイイ(牝2、美浦・堀内岳志厩舎)などが重賞初制覇を狙って出走してくる。またフロムダスク(牡2、栗東・森秀行厩舎)が勝利すれば、“デビュー戦が重賞勝ち”という偉業が達成されることになる。

 新潟記念は夏競馬のフィナーレを飾るハンデ戦。ラジオNIKKEI賞を勝って以来のフェーングロッテン(牡3、栗東・宮本博厩舎)をはじめ、七夕賞を完勝したエヒト(牡5、栗東・森秀行厩舎)、連勝中のイクスプロージョン(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)など楽しみなメンバーが集まった。

 今週の主なスケジュールは以下の通り。

▼9月2日(金)
・秋桜賞(重賞・名古屋)

▼9月3日(土)
・札幌2歳S(GIII・札幌)

▼9月4日(日)
・新潟記念(GIII・新潟)
・小倉2歳S(GIII・小倉)
・不来方賞(重賞・盛岡)
・サラブレッド大賞典(重賞・金沢)

▼達成間近の記録

【騎手】
藤岡康太騎手:JRA通算700勝まであと2勝
丸山元気騎手:JRA通算600勝まであと1勝

【調教師】
堀宣行調教師:JRA通算700勝まであと3勝
竹内正洋調教師:JRA通算100勝まであと2勝
安田翔伍調教師:JRA通算100勝まであと3勝

※当ニュースの内容は8月28日時点

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