【小倉2歳S】ロンドンプラン“名門牧場の血”開花だ 手掛ける久保助手とも縁

2022年08月31日 06:03

 血統的にも奥が深いロンドンプラン(撮影・石湯恒介)

 「小倉2歳S・G3」(9月4日、小倉)

 味のある競馬で小倉の新馬戦を快勝したロンドンプランは、奥深い血統背景が魅力の好素材だ。4代母は85年桜花賞2着のロイヤルコスマー。下河辺牧場が大切につないできた血が、令和で再び花開こうとしている。

 担当の久保助手は、くしくも98年桜花賞2着馬ロンドンブリッジ(父である新種牡馬グレーターロンドンの母)を手掛けたベテラン。「これも縁だね。ロンドンブリッジは脚元の弱さを抱えていたけど、品があっていい馬だった。ロンドンプランとはタイプが違うけど、気が入るとパワーを発揮するスプリンターだった」と懐かしそうに振り返る。

 今週の久保助手は大忙しだ。1週前にはもう一頭の担当馬で、新潟記念に出走するフェーングロッテンと併せ、栗東CWで6F83秒7-38秒8-11秒3を計時して半馬身先着。「あのひと追いで出来上がりました。少し間隔があいた分がどうかも、馬はリフレッシュしています」と仕上がりの良さに胸を張る。

 目指すは、無傷の2連勝&重賞初制覇。「体が立派だし、トモが強い。将来的にはマイラーになるのではないかな。完成度は高いので、奥があってほしいね」。最終週の馬場でパワーを発揮し、“夏コク”のフィナーレを飾る。

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