２歳新馬戦が３日（土）、４日（日）の札幌、新潟、小倉競馬で計６レースが行われた。

３日の小倉５Ｒでは好スタートを決めてハナに立ったフロムダスク（栗東・森）が快勝。３コーナーで外から並びかけてきた２着馬にプレッシャーをかけられ続けたが、抜かさせずに直線で競り落としてV。伯父に米芝Ｇ１を３勝したゲットストーミーがいる良血馬。センスと勝負根性が光った。



先週の新馬勝ち馬評価一覧

フロムダスク（牡、父ボルトドーロ、栗東・森）

　土曜小倉５Ｒ・芝１２００ｍ、松山「枠が良く、スタートも良かったです。前向きさがあって楽に前のいいところを取れましたし、余裕のある勝ち方でした。これからも成長していける馬です」（レース評価Ｃ、将来性★★★★）

ミヤビ（牝、父リオンディーズ、美浦・尾形）

　土曜新潟５Ｒ・芝２０００ｍ、武藤「ゲートがうまくいかなかったけど、うまくリカバリーしてくれて、スローの３番手に。そのあたりに課題は残りますが、息持ちはいいし、これから成長してくれる馬なので、楽しみですね。距離は問題なかったです」（Ｃ、★★★）

テンカノギジン（牡、父エピファネイア、美浦・手塚）

　日曜新潟５Ｒ・芝１８００ｍ、戸崎圭「フォームが緩くて、道中もはまってこない。最後の脚は仕掛けてから良かった。これから成長してほしいですね」（Ｃ、★★★）

コーパスクリスティ（牡、父エピファネイア、栗東・中内田）

　日曜新潟６Ｒ・芝１４００ｍ、池添「スイッチが入りやすいと聞いていたので気をつけていましたが、ゲートで一瞬フワッとして、しすぎたところがあったので肩ムチを入れたら、一気にスイッチが入ってしまいました。それでもレースでは好位で我慢してくれたし、直線も相手が来ていたのは分かっていたけど、かわされる感じはなかったですね。レースとしては完勝ですが、そのあたりが課題になりますね。それでもいいモノを持っているし、馬っぷりもいいので楽しみです」（Ｃ、★★★）

サラサハウプリティ（牝、父ドレフォン、栗東・岡田）

　土曜札幌５Ｒ・芝１５００ｍ、菱田「調教は数回乗っただけですが、それまでの過程でうまくスタッフがつくってくれていい状態で迎えられた。馬群で脚をためて最後に脚を使う、とてもいい内容だった。ダート向きの血統なので馬場の悪い内を突きました」（Ｃ、★★）

トーアライデン（牡、父マインドユアビスケッツ、栗東・村山）

　日曜小倉５Ｒ・芝１８００ｍ、中井「ケイコからスタッフさんと密にコミュニケーションを取っていきました。新馬ですが、そういったことからも不安はなかったです。レースではフワフワしたり遊んだりしましたが、この馬場で差し返すなんてポテンシャルがないとできないことです。人馬ともに自信につながるレースでした。これからも馬の声を聞きながら、うまく付き合っていきたいです」（Ｃ、★★）

（レース評価は馬サブロースタッフによるＳ、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの５段階。将来性評価は★５が最高）