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【凱旋門賞】ルメール気合 “国際派”ステイフーリッシュの一発引き出す

2022年09月28日 07:30

12回目の挑戦となるルメール

 「凱旋門賞・仏G1」(10月2日、パリロンシャン)

 日本人よりも凱旋門賞制覇への思いが強い"日本のジョッキー"と言っていいかもしれない。2015年にJRA所属となった クリストフ・ルメール騎手(43)=栗東・フリー=だ。17〜21年に5年連続でリーディングを獲得し、ダービーや有馬記念などのビッグレースを軒並み制してトップジョッキーとなったが、母国最高峰のG1には昔から不思議と縁がない。

 「僕の中で凱旋門賞はケンタッキーダービー(米)、エプソムダービー(英)、メルボルンC(豪)に並ぶ、世界でベスト4に入る有名で特別なレース」。ただ、02年の初挑戦(センシブル16着)以降、最高着順はプライドとともに挑んだ06年の2着。日本馬とタッグを組んだ過去3回(16年マカヒキ14着、17年サトノダイヤモンド15着、19年フィエールマン12着)も高い壁にはね返されてきた。

 12回目の挑戦となる今回は、今年タッグを組んで海外重賞を2勝した"国際派"ステイフーリッシュに騎乗する。「前走のドーヴィル大賞(2着)の状態は70〜80%だったと思いますが、凱旋門賞を勝つには120%が必要。でも、スタミナがあるし、経験があるタフな馬。馬場が重たくならなければ、この馬の競馬ができると思います」と一発へのビジョンは描けている。

 「特別な日にJRAのジョッキーとして日本馬で挑戦できることがうれしい。日本に凱旋門賞の勝利を届けたいです」。サムライ魂で相棒を導き、最高のパフォーマンスを引き出すのみだ。

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