キングジョージで金星をあげたパイルドライヴァー(提供:At the Races)
今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで金星をあげたパイルドライヴァー(牡5、Pyledriver)が、BCターフには向かわず、次走の候補としてジャパンCもしくは香港ヴァーズに照準を定めていることがわかった。英メディア『RacingTV』など複数の現地メディアが報じている。
同馬を管理するW.ミューア調教師は、メディアの取材に対して「先週オーナーと話してブリーダーズカップを回避し、ジャパンCか香港に挑戦することを決めた」とコメント。両方への出走は否定しており、ジャパンCか香港ヴァーズのどちらかのみの参戦となる見込みだ。
また、同師はパイルドライヴァーが来年も現役を続行することを明言。「昨年キングジョージを回避し、今年制覇した。だから凱旋門賞を制覇するとすれば来年だ」と今年回避したロンシャンの大舞台に来年は挑む構えを見せた。
パイルドライヴァーは父Harbour Watch、母La Pyle、母の父Le Havreという血統の英国産馬。通算成績は18戦7勝。
2019年7月にイギリスでデビュー。2021年のコロネーションCでG1初制覇を果たし、同年の香港ヴァーズでもグローリーヴェイズの2着に好走した。
G1・2勝目をあげたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは、昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソ、G1・3勝馬ミシュリフ、今年の愛ダービー馬ウエストオーバーらを相手に勝利を収めている。