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【菊花賞】ヤマニンゼストの千田調教師「光栄」武豊騎手とG1初タッグ 米国遠征で絆深めた先輩に菊6勝目を

2022年10月18日 18:03

菊花賞5勝の武豊。“ユタカマジック”さく裂か

◆第83回菊花賞・G1(10月23日、阪神・芝3000メートル)

 3冠ラストの戦いにチャレンジするヤマニンゼスト陣営が、最高の鞍上を得て虎視たんたんだ。コンビを組むのは歴代最多の菊花賞5勝を誇る武豊(53)=栗東・フリー=だ。管理する千田輝彦調教師(53)=栗東=は、元騎手で若かりしレジェンドの背中を追い続けてきた経験がある。その絆の力で、神戸新聞杯2着の“上がり馬”が大駆けを狙う。

 千田調教師が、初めて武豊とのコンビでG1に挑む。神戸新聞杯で、12番人気ながら2着と激走したヤマニンゼストで菊花賞に参戦。「もう光栄でしかないですよね。ジョッキーのとき、とてもお世話になった先輩だし」と顔をほころばせた。

 元騎手のトレーナーにとって、1期上の武豊は特別な存在だ。1990年代前半、武豊の誘いで年末年始約2週間のアメリカ遠征に同行した。気付けば恒例行事になり、7年連続でともに渡米。「アメリカで1個勝たせてもらったけど、ユタカさんが譲ってくれた馬だった」。ローカル騎乗中心だった後輩に、貴重な経験を積ませてくれた。

 名手の偉大さは、海を渡ればより際立った。日本競馬の地位がまだ低かった、当時の米国。千田師自身も人種差別を受け、「イエロー」と呼ばれた経験もある。「アメリカで馬に乗るって、本当に大変だった」。そのような苦難の中、武豊は行きの飛行機の時点で騎乗馬が決定していた。現地人からも「ユタカ」と親しまれる様子に「すごいな」と圧倒された。

 今回送り出すヤマニンゼストは前走、インの後方から息の長い末脚を発揮した。レース後、武豊は「乗り味がいいし、距離が延びても大丈夫そう」と評価。指揮官も「ユタカさんも、返し馬の後に『いい馬だよ』とスタッフに言ったみたい」と振り返る。「長距離であれだけのジョッキーに乗ってもらえるのはかなりプラス」と千田師。菊5勝を誇る先輩の手腕を信頼し、3冠ラストの一戦に臨む。(水納 愛美)

 ◆千田 輝彦(ちだ・てるひこ)1969年8月23日生まれ、53歳。神奈川県出身。1988年3月に栗東・伊藤雄二厩舎所属で騎手デビュー。騎手成績は4261戦278勝(重賞6勝)。2008年11月から調教助手に転向。10年に調教師免許を取得し、11年3月に栗東で開業。15年のファルコンSで重賞初制覇(タガノアザガル)。

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